たつの市長選 立候補表明

2018 . 08 . 09

立候補の動機

前回市長選では悔し涙を流したと同時に次の市長選挙に出馬する覚悟を決めていた。この4年間、市議会議員として自転車で市域を回る地道な活動を続けてまいりました。その際に多くの市民の皆さまの貴重な意見をいただきました。その中には、現市長の市政に対する不安感や不信感を抱いてらっしゃる声が数多くあり、今の市長では恥ずかしいと思った。
目新しいことに飛びついて財政的な見通しに欠ける政策。一見するとフットワークが軽い印象を受ける現市長ではありますが、行き当たりばったりでその場しのぎの政策。「調和」から「挑戦」へギアチェンジをし、施策展開のスピードアップを図ると述べておられますが、その内容は具体性に欠けており、市民の心に響いてこない政策。例を挙げればきりがありませんが、市民まつりの日として定着していた日程を変更し、多くの市民の方や団体に迷惑をおかけしたにも関わらず、何事もなかったように翌年には日程を元どおりにしていること。将来的に大きな債務を伴うことから前市政が議論をつくすべき事案とした給食センターを強引に建設し、中途半端な施設と莫大な費用をかけ建設したこと。何ら由縁のないコビントン市との姉妹都市提携。認定こども園化を急ぎすぎて公立、私立の問題で事業が進んでいないこと。どれをとってもワンマンな指導者が、次の選挙を見据えた選挙活動を市長の名の下に行なっているように感じられてなりません。私はインフラ整備を完全に否定するわけではなく、市民の安全安心のため、市民サービス向上のために必要なものは整備するべきと考える。
また、政務活動や政治団体に関する大きな疑惑に対して、何一つとして説明責任を果たしていないリーダーを信頼できない、どうか市政を正してほしい、たつの市の名前がメディアに取り上げられる度に市民として恥ずかしいなど、多くの市民からの厳しいご意見をちょうだいしました。また、職員の間でもこのような空気が漂っていて市役所内の士気が低している。現市政に誰かがストップをかけなければなりません。このままではたつの市が沈んでしまうのも時間の問題です。私がたつの市職員として41年間培った行政のノウハウと、市議会議員として務めた期間に得た経験を活かし、早急に市政運営の軌道修正をせねばならないと、4年前以上に覚悟が強まっている。

選挙で訴えたいこと

まず、公正で清潔な市政を取り戻し、市民と行政が心を一つにまちづくりを推進できる体制の整備が急務だと考えます。そのためには、政治が信頼されていなければなりません。市民の皆さまの信頼回復に努め、誠実な市政運営を徹底します。また、ワンマン市長中心ではなく、市民の皆さまと情報を共有し、一人ひとりが主人公だと実感できるまちづくりに取り組みます。
次に、現市政のような派手なパフォーマンス的政策は必要ないのです。負担を先送りした無計画な政策も必要ではありません。将来的にたつの市の子どもたちが大きな負担を強いられることがないように、無駄を省いてコンパクトな財政運営に徹します。

最後に、私は、今回の選挙を最後にいたします。このラストチャンスに悔いが残らぬよう精一杯戦いたいと思っております。たつの市にとっても軌道修正の大きなチャンスではないでしょうか。

山本みのる

兵庫県たつの市龍野町片山在住
1952年4月26日生まれ(65歳)
趣味は、盆栽
高校から始めたサッカーは、現在も指導者として活躍する

・西播磨サッカー協会理事長
・たつの市サッカー協会理事長
・たつの市体育協会副理事長
・たつの市スポーツ少年団副本部長
・龍野フットボールクラブ代表

経歴

旧龍野実業高校(現龍野北高校)を卒業後、旧龍野市役所に入り市職員として41年間勤務、下水道部長や総務部長などを歴任。退職後の2013年、同市長選に立候補して敗れたが、14年のたつの市議選で初当選した。市議会議員は2017年8月末で辞職